金属活字を彷彿とさせる
引き締まったふところ。
凜々しい雰囲気を醸し出す
大きな抑揚で描かれる文字の線。
「古き」を「今」で捉えなおす
新鮮な「オールド」ゴシック体。
「筑紫オールドゴシック」ファミリーは、
金属活字にあったような懐かしさを感じさせつつも、
今の時代に合わせて全く新しく設計された書体です。
漢字や仮名の引き締まったふところ、
伸びやかなはらい、
筆の名残りを感じる豊かな抑揚が、
凜々しく言葉を語ります。
2014年リリースの「筑紫オールドゴシック B」へ
2023年に「筑紫オールドゴシック UL」、
2024年に「筑紫オールドゴシック EL/L/R/M/D/E※」が加わり、
さらに多彩な表情を見せるファミリーとなりました。
※ EL/Lは2024年冬を予定しています。
引き締まったふところ、
筆の流れを
ほどよく残した骨格
「筑紫オールド明朝」の骨格を基準にアレンジした「筑紫オールドゴシック」は、標準的なゴシック体よりも“ふところ”がタイトで、筆書きの流れをほどよく残しています。
それぞれの文字が端整な表情を持ちながら、文章にすると独特の雰囲気とリズムが生まれる、新鮮さが最大の特徴です。
有機的で、
角も直線もない線のディテール
「筑紫オールドゴシック」には、機械的な直線や角はありません。
縦画も横画も、ウエストを引き絞るような曲線で。線の角や先端は、必ず丸めて。
細部にまでこだわってデザインしています。
文章として並べたとき、金属活字の文字に見られた“にじみ”や“ゆらぎ”のような
ぬくもりを感じるはずです。
「ラッパ型」の線の末端が
雄大な雰囲気を醸す
十分な太さを持つ「筑紫オールドゴシック B」は、
線の中央が絞られ、裾が開いていく形がはっきりと見て取れます。
“ラッパ”のように開く横画の末端や、墨だまりのある縦画の起筆が、
落ち着きの中にある堂々とした雰囲気を演出しています。
築地五号明朝体を意識した、
伸びやかな“はね”や“はらい”
と
エレメント
書き手の動きを感じられるような、漢字、カタカナの“はね”や“はらい”のダイナミックさも
大きな特徴の一つ。
その末端のエレメントも、まるで明朝体のような伸びやかさを感じる形にデザインしており、
凜々しい雰囲気を醸し出しています。
限りなく突きつめた線の細さ
金属活字の味わいを持たせつつ極限まで細くした「筑紫オールドゴシック UL」は、
クラシカルでこれまでにない新しいアプローチのゴシック体です。
書籍の表紙タイトルなど、文字を大きく使ったときにその表情を存分に魅せてくれます。
抑揚のある極細線を実現する
10,000メッシュ
この細さを維持しながら繊細な曲線を描くには、従来のフォント制作方法では精度に限界がありました。
そこで、描写の精密さ(メッシュ)を「10倍」も細かくしてフォントにしています。
技術的に新しい挑戦をしたことで、拡大しても有機的な曲線が表現されている、革新的なフォントとなりました。
- A/DF.
- MORYARTI inc.
- AD.
- モリケント(MORYARTI inc.)
- D.
- 赤堀 聖子(biotopos) /
サカイマサトシ、クサナギフミナ、イトウミサキ(MORYARTI inc.) /
北岡誠吾 - C.
- 山内俊幸(Wimdac Studio)
- Eng.
- alph
- Mus.
- Nasuno(7M / USAGiLab)
- Na.
- 石川由依